2022/05/18
昨年 フェイスブックが 社名を変更し、Meta社となり、 メタバースに対する注目度は 大きく上昇しました。
現在さまざまな企業が メタバースに進出したり、 多くのイベントが 開催されたりするなどしていますが、 果たしてメタバースは今後 さらに 広まっていくのでしょうか。
今回は、 メタバースの 今後について 解説していきます。
この記事は、
・メタバースに興味がある方
・メタバースの将来について知りたい方
・ メタバースを ビジネスに 取り入れようとしている方
に おすすめです。
メタバースってどういうものなの?
メタバースって実は造語なんです。
「高次の、超越した」を意味する”meta”と「世界」を意味する”universe”を合わせてメタバースと言われています。直訳すると高次の世界です。
そんなメタバースを一言で表すと、仮想空間のことです。
メタバースでは体は現実世界にあるものの仮想空間の中で自らのアバターが行動でき、実際にその空間に自分が存在しているかのような感覚を味わえることになります。
メタバース空間を活用した ゲームは数多く 存在します。
例えば、 「Fortnite」や「 Roblox」などが これにあたります。
「Roblox」では、 メタバース空間でユーザーがゲームを作ることができ、 デジタルアイテムを製作・販売 することができます。
ゲーム内での通貨は 現金化できるようにもなっています。
月間アクティブユーザーは 1億人を超えており、 注目されています。
「Fortnite」は ゲーム自体は無料になっています。
しかし、 見た目を変えられるアイテムのスキンや 追加パックなどで売上が 月間数100億円規模にも登っています。
売上だけ見ると 大手のアパレルブランドと遜色のない数字であり、 メタバースの勢いを 感じます。
メタバース空間を活用した ショップも展開されています。
セレクトショップの「BEAMS」は メタバース空間においてバーチャル店舗を抱え、 アバターをまとったスタッフが 対応してくれます。
オンラインショッピングでは 服の質感や 詳細な色味までは わからず、 購入後にギャップを感じることもありますよね。
しかしメタバース空間を活用することで 店員の方と交流することができ、 そのような問題を解決することができます。
「大丸松坂屋」も メタバース空間を活用した店舗があります。
食品などの商品が 3Dモデルで表され詳細な部分まで認識できるようになっています。
メタバースは 3D空間を活用して 商品のイメージを 正確にお客様に伝えることができる ことから 多くの企業でも採用されているようです。
メタバースって将来本当に流行するの?
このようにさまざまな場面でメタバースを活用されていますが「流行しないのでは」と懐疑的な人も多くいます。 このような懐疑的な視点を持つ人には 以下のような二つの 主張が主になされています
メタバースと聞くと VRゴーグルを思い浮かべるのではないでしょうか。
VRゴーグルは重く、 長時間つけられないため、 流行らないのではないかとも言われています。
実際VRゴーグルは 1日30分程度 が限界だとも言われており、 仮に1日で30分ぐらいしかメタバース空間に 存在しないとなると広まりづらいと考えるのが一般的と言えるでしょう。
もう一つの意見はデジタル空間で経済活動が本当に行えるのかというところです。
Second Lifeが 流行した時 多くの企業が参入しましたが、 失敗に終わってしまった例があります。
メタバース空間の集客力に惹かれ、 企業側は広告を出しましたが、Second Lifeの ブームが一瞬で終わってしまったために、 成功できませんでした
そのためこれからの メタバース空間では経済活動の誕生が必須だと考えられています。
現在ではメタバース空間にスマホやタブレットからでもアクセスが可能になっています。
そのためVRゴーグルのような 機器は必須でなくなっており、 一般化されないとまでは言えないでしょう。
今まで以上に誰もが簡単にメタバース空間を 体験できるようになっています。
メタバース空間に多くの人数が集まれる めちゃバース というサービスでは、 スマホやPCからのみ 参加できるといった所もあります。
多くの人がメタバース空間に 親しむ機会が設けられており、 今後さらに広がっていくといえるのではないでしょうか。
また、VRゴーグルの軽量化という問題は各企業の課題です。
アップルが2022年にリリースすると言われているVRゴーグルは現在主流で使用されているoculus2よりもコンパクトで性能の良い製品をリリースするという発表があります。
また、その他VRゴーグルの販売を行う企業も軽量化という問題に立ち向かっています。
コロナが広まったことでデジタル空間での経済活動は後押しされたと考えられています。
オンラインショッピングなどのEC化が進行したことで、 メタバース空間を活用した 商業活動でも 消費者の抵抗はこれまでに比べ 小さいものと考えられます。
さらに企業側も DXなどを用いて生産性の向上に 注目しており、 メタバースはそういった場面でも用いられるでしょう。
例えば メタバース空間を活用した 内覧会や 商談などにより 移動にかかっていた時間を 減らすこともできれば、 3Dモデルを活用して作業の効率化を図ることもできます。
実際に多くの企業でメタバースを活用した会議や イベントが開催されており、 今後ますます 生産性を向上させるために 使われていくのではないでしょうか。
そして 多くのユーザーがメタバース空間に 集まることで 企業も広告を出してくるでしょう。
メタバースは最近特に注目を集めており、様々な場面で使われるようになっています。
しかし、これまでの失敗例からこれからの成長を懐疑的に見る人も少なくありません。
今後、メタバースを広げていくためには過去の例から現在の社会状況を分析する必要があります。
現在、コロナによってメタバースのような仮想空間は人々の生活に非常に相性がよくなっています。
どれだけメタバースが広がっていくのか楽しみですね。
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