2022/05/10
昨年社名を変更したMeta社ですが、これからはAIを活用してよりユーザーにリアルに近い体験を提供する方針を取りました。
メタバース構築に複数のAIプロジェクトを活用することが発表され、これからメタバース領域はどのようになっていくのか注目を浴びています。
今回、Meta社がAIを活用してどのような体験を私たちに提供してくれるのかご紹介したいと思います。
Project CAIRaokeは、音声でなんでも相談できるエージェントのようなものです。
自分の発した言葉を理解し、メタバースでの困りごとをAIがアシスタントのような形でサポートしてくれます。
利用しているときにすぐ相談できることはとても便利な機能ですね。
Builder Botは、音声で世界を構築するBotです。
自分の言葉で仮想空間上の周りの環境を変えることができます。
自分の指示や願望がそのまま再現され、かなうようになるなんて夢みたいですね。
No Language Left Behindは、学習データが少なくても全ての言語を学習することができます。
メタバースでは世界中のあらゆる人がいるため、すべての言語をAIが学習すれば、言語が違っても交流することが可能になります。
また、すべての言語が学習されることで使う人が少ない言語もカバーされることになります。
Universal Speech Translatorは、リアルタイムの音声翻訳システムです。
その場で発した言葉が相手の言語にリアルタイムで翻訳されます。
国籍が違っても言語がわからなくても自由に交流することができるようになります。
この技術と先ほど紹介したすべての言語を学習できるAIを活用することで全ての国の人とコミュニケーションを取ることができるようになるのではないでしょうか。
Meta社はAIをメタバース構築にAIを活用して仮想世界をよりリアルに感じてもらう体験を提供しようとしています。
そして、そのためには"ユーザーとAIの間のより豊かで深いコミュニケーションが必要"だとCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は主張しています。
AIが活用されることで世界中の人々が言語や文化を超えた交流が可能になります。
これまで生じていた言語の壁をメタバースでは一切感じることなく、コミュニケーションを取ることができるようになります。
さらに、世界中の人が交流できるようにあまり使われていない言語も排除せず、国籍の関係がない世界をメタバースで構築しようとしてるのではないでしょうか。
メタバースにAIが活用されることでより仮想空間での体験がリアルに近づいていくと思われます。
コミュニケーションの壁の1つである言語の壁がなくなることでこれまで以上に人の繋がりは広くなっていきます。
世界中の人と気軽にしゃべることのできる世界。
そんな世界がもうすぐ来るかもしれませんね。
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