2022/04/26
VRのシステム開発やCG制作を行っている株式会社ビーライズが障害者のための就労移行支援事業を行うLITALICOワークスと連携してジョブスタジオを開発しました。
メタバースは今日ビジネスの場面でも活用されていますが、どのように活用されているのか詳しく見ていきたいと思います。
ジョブスタジオってどんなサービスなの?
ジョブスタジオは職業トレーニング用VRソフトウェアです。
職業体験が行えるコンテンツを通じて就労支援を行っています。
このソフトウェアは就労支援施設や福祉施設など様々な企業に提供され、利用されています。
メタバースは遊びの領域を飛び出してビジネスのシーンでも活用されているんですね。
ジョブスタジオは従来の動画視聴でも職業トレーニングに比べ、能動的に学ぶことができます。
動画視聴のタイプだとどうしても受動的な姿勢になってしまいます。
しかし、メタバース空間で行うことで体の動きがリアルに再現されることで動きの中で学ぶことができます。
また、VRゴーグルはどこでも持ち運び可能なのでどこでもトレーニングを行えます。
現実ではできない実践的な就労トレーニングを行えます。
ジョブスタジオでは自分に合ったレベルで何度も繰り返し、トレーニングが行えるようになります。
そのため、現実では再現しづらい実践での学びをつけることができるようになります。
ジョブスタジオでは、職業評価機能が搭載されており、データを用いて客観的に評価することが可能になっています。
これまで仕事のスピードや業務上の所作は主観的な見方でしか判断できませんでしたが、データを用いることでより正確な評価ができます。
トレーニングでのプレイデータを保存し、個と環境の相互作用が関係する職の得意・不得意をフィードバックしてくれます。
正確な判断がなされることで職場の関係も良好になるかもしれませんね。
3つのコンテンツの中のチュートリアルのようなものです。
このコンテンツでは、ゲームの中の世界の武器屋の店員として働きます。
ここで行われるのは、簡単なピッキング作業です。
子供から大人まで誰もが楽しみながら職業トレーニングが可能になっています。
二つ目は、店員としてパフェを作ることができます。
パフェ作りでは、より高い作動記憶が求められます。
複数の作業工程を複数の選択肢から順序立てて作業を行う必要があります。
また、複数のレシピを把握する必要があり、先ほどのコンテンツに比べレベルアップした内容になっています。
空港で送られてきた荷物を仕分ける作業です。
このコンテンツではより多くの認知機能を駆使する必要があります。
制限時間が設けられており、物事の優先順位をつけて作業を行わなければなりません。
効率よく作業をする工夫が求められます。
ジョブスタジオでは以上の3つのコンテンツを通して職業トレーニングを行うことができます。
ジョブスタジオはメタバースを用いた職業トレーニングを可能にしました。
このような例は他にもあり、研修などもメタバース空間で行われるようになっています。
メタバースは今後さらに広がりを見せていくでしょう。
また、ジョブスタジオでは職業評価機能もあり、より正確な判断がなされることで従業員のモチベーションを維持しやすくなるのではないでしょうか。
また、採用などにも用いられることで業務の得意・不得意が分かり、効率化がなされるのではないでしょうか。
メタバースは私たちの生活を便利にするものとしてこれからも様々なシーンで用いられるでしょう。
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